みなさんこんにちは、ミックマックです。
先日から、愛読しておりますマシンガンズ滝沢さんの著書「やっぱり、このごみは収集できません」を読んで、思ったことがありましたのでつらつらと書いてみます。 

この本は、ごみ収集員が読んでももちろん面白いと思うのですが、
収集員じゃなくても得られることが多い本だと感じています。





☆滝沢さんの仕事に取り組む姿勢が素晴らしい!☆

なにより、この本を読んでいて思うことは、
滝沢さん自身の仕事に取り組む姿勢が素晴らしいと思いました。
どういうことかというと、一番は観察眼だと思います。

ごみを観察し、分析する。プライベートに踏み込まない範囲で。

滝沢さんは本の中でこのように表現されています。

どちらかと言えば、プロファイリングというより世の中の流れ、マーケティングに近い。
(著書:『やっぱり、このゴミは収集できません』P46より。)

ごみを分析することは、社会の世相を分析すること。

これは、『なるほどな!』と思いました。


☆貝塚から当時生きていた人の生活がわかるように・・・☆

例えば、社会の授業で貝塚というのを習ったことがあります。
これは、縄文時代や弥生時代の人が、食べた貝の殻を捨てた山のことです。
いわば、ごみ捨て場ですね。
ですが、このゴミ捨て場から、当時の人の生活など、いろんなことがわかるようになるのです。

これはなぜでしょう?

それは、ごみは嘘をつかないから。。。

このことも、本の中から引用させて頂きます。

飲んだり、食べたりしていないものをゴミにするのは無理だ。僕は以前からごみは生活の縮図と言っている。出口だけは間違いなく真実だからだ。人は男も女も恋人同士で嘘をつくが、ゴミだけは僕を裏切らない。
(著書:『やっぱり、このゴミは収集できません』P47より。)

ごみは嘘をつかない。

嘘をつかないというのは、言いかえると出されたごみは、その人のライフスタイルを映し出す、という意味だと思います。

なぜなら、人が生活をしていると必ずごみが出るからです。

それを、どんなごみが出たのかな?と分析していくことで、滝沢さんが言うところの、マーケティング的な分析ができるのだともいます。


☆仕事が楽しいのではなく・・・☆

それで、このことから何が言いたいのかというと、

世の中にその仕事自体が楽しいというのは、それほどないと思います。

では何があるのかというと、

仕事が楽しいのではなく、

仕事を楽しんでするということがとても大切だと思うのです。

滝沢さんは、仕事を楽しんでいるのだと思いました。

ごみ収集の仕事というのは、仕事自体は単調な作業だと思います。

ほぼ、決められたルートを、同じように回る仕事。

ですが、その仕事をどのように楽しくしていくか?

こういう姿勢ってとても大切だと思います。

この本は、ぜひ若い世代の方たちにも読んでほしいですね!

なぜなら、仕事は楽しもうと思えばいくらでも楽しめるのですから。

ちょっとした工夫とアイデアで!