monogatari_warashibe_chouja


むかしむかし、あるところに、一人の男が住んでいました。
この男は、正直者ですが、運が悪い男でした。
名前をミックマックと言いました。
ミックマックは働けど、働けど、貧乏でいいことなどありませんでした。

ある日、ミックマックはこのままじゃだめだと思い、弘法大師様にお祈りしました。
三日三晩、お祈りをつづけました。すると最後は意識を失って倒れてしまったのです。
ミックマックはふと目を覚ますと、そこは夢とも現実とも分からない不思議な場所でした。

しかし、なぜだか温かい気持ちになりました。

しばらくすると、どこからか声が聞こえてきました。

「お~い。ミックマックよ。そなたがここに来ることは知っていました。」

「あなたは誰なのです!?」

「私は粗大ごみの神様です。」

「粗大ごみの神様?トイレの神様みたいなものですか?」

「まあ、そんな感じでしょう。」

「粗大の神様が一体何のようなのですか?」

「そなたに一つお告げを言いに来たのです。」

「いったいどんなお告げなのですか?」

「うむ。これからの時代はアップサイクルです。」

「アップサイクル?あぁ、廃材を利用して何か別のモノを作るというあれですか?」

「そのアップサイクルの輪を広げていけば、そなたは安泰になるでしょう。」

「アップサイクルの輪を広げる!?いったいどうすればいいんです!」


--------------------------------------------つづく------------------------------------------------------

*この物語はフィクションです*