むかしむかし、あるところに一人の若者とその父親が雪の中狩りに出かけました。
しかし仮の途中、山の中で吹雪にあいました。
しかたなく、若者と父親は山小屋で一晩を明かすことにしました。
その真夜中の事。
二人が寝ていると、扉がニィィィィィ~と開き、白い着物を着た色白の女の人が入ってきました。
若者が「どちらさまですか?」と問いかけたのですが、
女はスゥ~っと父親のところに近寄り、白い息を吹きかけました。
女はスゥ~っと父親のところに近寄り、白い息を吹きかけました。
すると、父親はたちまち白くなり凍ってしまったのです。
若者はびっくりしてしまい、身動きが取れません。
そこへ、女が近づいてきていいました。
「そなたはまだ若い。命だけは助けてやろう。ただし、今日のことは決して誰にも話してはいけませんよ。」
そういうと、女はスゥ―っと消えてしまいました。
次の日の朝、若者が目を覚ますと、父親は凍って死んでしまっていました。
それから数日後、若者は家で父親の遺品を整理していました。
父親を失った悲しみのなか、なにぶん、一人で遺品を整理するのは大変でした。
若者は思いました。
「そうだ、ミックマックに遺品整理をお願いしよう。」
若者はミックマックへ遺品整理の依頼をしました。
しばらくすると、ミックマックが自宅に到着しました。
そして、運転席から全身白いユニホームと白い帽子を被った女の人がおりてきました。
女の人は言いました。
「今日はご依頼頂いてありがとうございます。ミックマックの遺品整理担当の女山 雪子(おんなやま ゆきこ)と申します。今日はよろしくお願いいたします。」
-----------------前編 完 -------------------
*この物語はフィクションです。*
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