tsurunoongaeshi


むかし、むかしあるところに、おじいさんとおばあさんが暮らしていたそうな。
ある寒い冬の日、おじいさんは町までたきぎを売りに行きました。
しかし売り上げはいまいち。

『今日は全然うれへんかったなぁ~。』

そうつぶやきながら家に戻っていると、
一匹の鶴が罠にかかっているのを見つけました。

『ややっ、こりゃぁ大変じゃぁ~』

そういって、おじいさんは鶴を助けてあげました。
その晩。トントントンと入り口をたたく音がしました。
出てみると、そこには一人の若い娘が立っていました。

『一晩泊めてはくれませんか?』

おじいさんとおばあさんは泊めてあげることにしました。
その日から娘は一緒に暮らすようになりました。
ある日娘は言いました。

『私はこちらの部屋ではたを織らせてください。ただし、絶対にのぞかないでください。』

そう娘からいわれたのだけど、けっきょく覗いてしまったのです。。。
娘は鶴の姿になって山へ帰って行ってしまいました。

さて、娘が鶴となって山へ帰ったあと、家にはたくさんの余った布がありました。
おじいさんとおばあさんは困ってしまいました。

おじいさん:『この布どうするけぇの?』
おばあさん:『こんな繊維くずじゃ商売もできゃぁ~せんしのぉう。』
おじいさん:『そうじゃ!なんかこの前チラシ入っとったが?あそこ電話してみりゃぁええんじゃ。』
おばあさん:『あのチラシどけぇ~いったんなら?おおぉん?』
おじいさん:『こけぇ~あるがぁ~!ほれ、見てみられぇ』
おばあさん:『これ、なんちゅう会社かな?みっ、くす、、まっ、くす??』
おじいさん:『ミックスマックスじゃぁ~!ちょっと電話してみられぇ~』


そこで、おばあさんは最近買ったスマホで連絡してみることにしました。

おばあさん:『もしもし、ミックスマックスさんかなぁ?』
ミックマック:『違います。』

----------------後半へ続く-------------------

*なおこの物語はフィクションです。*